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9月, 2023の投稿を表示しています

針の穴から天を覗く(はりのあなからてんをのぞく)

・意味 自分の狭い見識をもとに、大きな事柄について勝手な推測をするたとえ。 ・文章 そのように、針の穴から天を覗くようなやり方では、いつまでも解決は難しい。

断腸の思い(だんちょうのおもい)

・意味 はらわたがちぎれるほど、悲しくつらい思い。 ・文章 断腸の思いで甘いものを絶ったが、もう誘惑に負けそうだ。

地獄で仏に会ったよう(じごくでほとけにあったよう)

・意味 危難や苦しみのときに、思いがけない助けにあったうれしさのたとえ。地獄で仏。地獄の地蔵。 ・文章 ボートで漂流してしまったときに、漁船に出会えたことは地獄で仏に会ったようだと思った。

鶴の一声(つるのひとこえ)

・意味 多くの人の議論や意見をおさえつける、有力者・権威者の一言。 ・文章 社長の鶴の一声で方針が決まった。

青菜に塩(あおなにしお)

・意味 青菜に塩を振りかけるとしおれるように、人が元気がなくしょげるようすをいう。 ・文章 飲み会に苦手な上司も参加するとわかり、青菜に塩だ。

腕に縒りを掛ける(うでによりをかける)

・意味 自信のある腕前を十分に発揮しようと意気込む。 ・文章 職人が腕に縒りを掛け精密な工芸品を作り上げるが、その技術では食ってはいけないので中国や中東の国々が奪い取ろうと狙っている。

敵に塩を送る(てきにしおをおくる)

・意味 敵の弱みにつけこまず、逆にその苦境から救う。 ・文章 敵に塩を送ることができる人はなかなかいない世の中になりました。

盲蛇に怖じず(めくらへびにおじず)

・意味 物事を知らない者はその恐ろしさもわからない。無知な者は、向こう見ずなことを平気でする。 ・文章 世紀の大発見や大発明もある種の盲蛇に怖じずと思う事を続けた結果が反映されたものだ。

人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)

・意味 他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。 ・文章 人を呪わば穴二つというように、恨む心は自分の体をむしばむよ。

所変われば品変わる(ところかわればしなかわる)

・意味 土地が違えば、風俗・習慣なども違う。 ・文章 所変われば品変わるだから、全国へ旅行をするのはとても面白いよ。

金持ち喧嘩せず(かねもちけんかせず)

・意味 金持ちは利にさとく、けんかをすれば損をするので、人と争うことはしない。または、有利な立場にある者は、その立場を失わないために、人とは争わないようにする。 ・文章 わが社の社長は、金持ち喧嘩せずを体現したような人だ。

角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)

・意味 小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。 ・文章 昔の教師は生徒に対して角を矯めて牛を殺すも致し方なしとする考えが蔓延し、全体主義の巣窟が学校となっていた。

鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)

・意味 無慈悲な者も、時には慈悲心を起こし、涙を流すことがあるということ。 ・文章 昔から無口で無愛想な父親だったけど孫ができてからいっぺんしたよね。まさに、鬼の目にも涙ということだね。

抜き足差し足忍び足(ぬきあしさしあししのびあし)

・意味 人に気づかれないように音を立てずに歩くさま。 ・文章 抜き足差し足忍び足でともこちゃんの背後に忍び寄り「わっ」っと驚かせました。

猫に鰹節(ねこにかつおぶし)

・意味 猫のそばに、その好物の鰹節を置くこと。油断できないこと、危険であることのたとえ。 ・文章 甘い物が好きな父の前に、甘味を置いておくのは猫に鰹節だ。

三度目の正直(さんどめのしょうじき)

・意味 占いや勝負で、一度や二度は当てにならないが、三度目は確実であるということ。転じて、物事は三度目には期待どおりの結果になるということ。三度目は定の目。 ・文章 三度目の正直という言葉を信じて勉強を頑張る。

善は急げ(ぜんはいそげ)

・意味 よいことはためらわずすぐに行え。 ・文章 良い作戦を思いついたから、善は急げと言うしさっそく練習に取り入れよう。

江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)

・意味 意外なところで、または筋違いのことで、以前の恨みの仕返しをする。 ・文章 江戸の敵を長崎で討つと言うが、だからいつも親父は仕事のイライラを家族にぶつけるのだと理解した。

下手の横好き(へたのよこずき)

・意味 下手なくせに、その物事をむやみに好み、熱心なこと。 ・文章 下手の横好きな人はどうして上手くもないのにそんなに熱心になれるのだろう。

安物買いの銭失い(やすものかいのぜにうしない)

・意味 安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。 ・文章 彼女はお買い得商品を見ると品質の悪いものでも買ってしまうので、まさに安物買いの銭失いというものだ。

憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる)

・意味 人に憎まれるような者が、かえって世間では幅をきかせる。 ・文章 無学なアイドルやホストが年収数千万を手にして高級ブランドや高級車を自慢する社会なのだから、どうせ出来が悪いのなら憎まれっ子世に憚るという生き方を目指すのも致し方ない。

京の夢大阪の夢(きょうのゆめおおさかのゆめ)

・意味 夢の話をする前に唱える言葉。 ・文章 京の夢大阪の夢というもので、昨晩見た夢は随分と不思議だった。

門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)

・意味 めでたい門松も、それを立てるたびに年を重ねるから、次第に死に近づく標示ともみられるということ。正月は冥土の旅の一里塚。 ・文章 門松は冥土の旅の一里塚という言葉があるが、前回のマラソンの記録より遅くなったのは、老化のせいだろうか、さぼったせいだろうか。

言わぬが花(いわぬがはな)

・意味 口に出して言わないほうが味わいもあり、差し障りもなくてよい。 ・文章 言わぬが花、これは職場の会議の最中、いつも思っている。

青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)

・意味 青色の染料は草の藍からとるが、それはもとの藍草よりももっと青い。弟子が師よりもすぐれていることのたとえ。出藍の誉れ。 ・文章 青は藍より出でて藍より青しと言うように、弟子が師匠を超えるというのはよくある事だ。

嘘も方便(うそもほうべん)

・意味 嘘は罪悪ではあるが、よい結果を得る手段として時には必要であるということ。 ・文章 苦手な物があったのだが、嘘も方便で喜んだ。

己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)

・意味 自分が好まないことを他人に無理じいしてはならない。 ・文章 彼はいつも、己の欲せざる所は人に施す勿れということを気を付けていると教えてくれた。

鳶が鷹を生む(とんびがたかをうむ)

・意味 平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ。とんびがたかをうむ。鳶が孔雀を生む。 ・文章 子供を見てると、鳶が鷹を生んだようだと思ってしまう。

敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)

・意味 戦争で負けた将軍は、兵法について語る資格がない。失敗した者は、その事について言う資格がない。 ・文章 敗軍の将は兵を語らずという言葉のように、30社面接を受けて1社しか内定をもらえなかった先輩の話など参考にならない。

智に働けば角が立つ情に棹させば流される(ちにはたらけばかどがたつじょうにさおさせばながされる)

・意味 理知だけで割り切っていると他人と衝突するし、他人の感情を気遣っていると、自分の足をすくわれる。夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の部分。 ・文章 智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だ。

河童の川流れ(かっぱのかわながれ)

・意味 泳ぎのうまい河童でも、水に押し流されることがある。その道の名人でも、時には失敗することがあることのたとえ。弘法にも筆の誤り。猿も木から落ちる。 ・文章 河童の川流れと似た意味を持つ諺が、「孔子の倒れ」である。

来年の事を言えば鬼が笑う(らいねんのことをいえばおにがわらう)

・意味 明日何が起こるかわからないのに、来年のことなどわかるはずはない。将来のことは予測しがたいから、あれこれ言ってもはじまらないということ。 ・文章 彼は、来年の事を言えば鬼が笑うというけど、わたしは将来きっと世界をまたに掛ける仕事をするわ。

習うより慣れよ(ならうよりなれよ)

・意味 人に教えられるよりも、自分で経験を重ねたほうが身につく。 ・文章 人に教えてもらうよりも、実際に自分でやって慣れるほうがよく身につくよ。習うより慣れよというじゃないか。

二階から目薬(にかいからめぐすり)

・意味 2階にいて、階下の人に目薬を差すこと。もどかしいこと、また遠回しすぎて効果がないことのたとえ。 ・文章 担任の先生は声が小さいので、クラスのみんなに静かにするように注意しても、二階から目薬だ。

六十の手習い(ろくじゅうのてならい)

・意味 60歳で習字を始めること。年をとってから物事を習うたとえ。 ・文章 かつては六十の手習いとして高齢者の社交ダンスが流行ったが、本当の目的は浮気であるのは周知の事実だ。

あたりきしゃりき車引き(あたりきしゃりきくるまひき)

・意味 あたりまえであるということの語呂合わせ。 ・文章 あたりきしゃりき車引きと使う。

驚き桃の木山椒の木(おどろきもものきさんしょうのき)

・意味 「驚き」の「き」に「木」をかけた語呂合わせ。たいそう驚いたの意。 ・文章 穴を掘っていたら、温泉が湧いてきたので、驚き桃の木山椒の木だった。

捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)

・意味 自分に愛想をつかして相手にしてくれない人もいる反面、親切に助けてくれる人もいるものだ。困ったことがあっても、くよくよするなということ。捨てる神あれば助ける神あり。 ・文章 車の事故に合ったけど、保険で新しい車買えたから「捨てる神あれば拾う神あり」だと思ったよ。

去る者は追わず(さるものはおわず)

・意味 自分から離れて行こうとする者は、その意志に任せて、強いて引き留めない。 ・文章 去る者は追わずと言うことを徹底されている方は、自分の気持ちの中で整理出来ている。

裏目に出る(うらめにでる)

・意味 好い結果を期待してやったことが、逆に不都合な結果になる。 ・文章 クラスの女の子に好かれようと色々やってみたが、すべて裏目に出て、嫌われてしまった。

地獄の沙汰も金次第(じごくのさたもかねしだい)

・意味 地獄の裁判も金の力で有利になる。この世はすべて金の力で左右されるというたとえ。 ・文章 いくら地獄の沙汰も金次第とはいっても、社長の息子だからといって、こんなことが許されていいのか。

平気の平左衛門(へいきのへいざえもん)

・意味 平気であることを、語呂を合わせて人名のように言った言葉。平気の孫左衛門。 ・文章 病気になったって、僕は平気の平左衛門だ、心配しなくてもすぐに治してみせるよ。

和を以て貴しとなす(わをもってとうとしとなす)

・意味 みんなが相手を尊重しあい、認めあって協調することがなによりも尊いものだ。 ・文章 和を以て貴しとなすことを日本人はことさら大事にしているが、「和」はあくまでも何かを成し遂げるための一つの方法であって、目標とすべき事柄ではない。

恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)

・意味 「恐れ入りました」をしゃれていう語。 ・文章 地元の飲み会で遅刻してしまって、恐れ入谷の鬼子母神。

蛍の光窓の雪(ほたるのひかりまどのゆき)

・意味 苦学すること。蛍雪。 ・文章 蛍の光窓の雪書読む月日重ねつつ。

始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣くとも蓋取るな(はじめちょろちょろなかぱっぱあかごなくともふたとるな)

・意味 はじめのうちは火を弱くし、中ごろは火を強め、途中で蓋を取ってはいけない。飯のじょうずな炊き方をいったもの。 ・文章 釜飯は始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣くとも蓋取るな。

嘘吐きは泥棒の始まり(うそつきはどろぼうのはじまり)

・意味 悪いと思わないで嘘をつく人は、泥棒をするのも平気になるということ。 ・文章 私は嘘が嫌いです。子供のころから祖母に、嘘吐きは泥棒の始まりだよと説教され続けてきたからです。

凡ての道はローマに通ず(すべてのみちはローマにつうず)

・意味 多くのものが中心に向かって集中しているたとえ。また、あらゆることは一つの真理から発しているたとえ。 ・文章 凡ての道はローマに通ずとばかりに、首都への一極集中化が進んでいる。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ)

・意味 一身を犠牲にする覚悟で当たってこそ、窮地を脱し、物事を成就することができる。 ・文章 この会社を守ることができたのは、あの時身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと、がむしゃらにみんなが努力したからだと思う。

成らぬ堪忍するが堪忍(ならぬかんにんするがかんにん)

・意味 がまんできないことをこらえるのが、本当の忍耐というものである。 ・文章 亡き父が良く言っていました。忍耐は美徳であり、成らぬ堪忍するが堪忍で生きる事こそ人の道であると。