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11月, 2023の投稿を表示しています

破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)

・意味 破損した鍋にもそれ相応の蓋があること。どんな人にも、それにふさわしい伴侶があることのたとえ。また、両者が似通った者どうしであることのたとえ。 ・文章 僕と彼女は破れ鍋に綴じ蓋の関係だ。

蟻の熊野参り(ありのくまのまいり)

・意味 多くの人がぞろぞろ列を作って行くことを、参詣人を引き合いに出したたとえ。 ・文章 三時間待ちの行列だなんて、蟻の熊野参りだな。

エンジンが掛かる(エンジンがかかる)

・意味 調子が出る。本調子になる。 ・文章 敵もエンジンが掛かったらしく、手を抜けない。

隙間風が吹く(すきまかぜがふく)

・意味 双方の関係にへだたりができる。 ・文章 夫婦の間に隙間風が吹く。

後ろ髪を引かれる思い(うしろがみをひかれるおもい)

・意味 心残りがしてなかなか思い切れないこと。 ・文章 長く住んだ家を離れる時、色々な思い出が蘇り後ろ髪を引かれる思いだった。

一矢を報いる(いっしをむくいる)

・意味 敵の攻撃に対して、矢を射返す。転じて、自分に向けられた攻撃・非難などに対して、大勢は変えられないまでも、反撃・反論する。 ・文章 最後の試合なのだから、ただ負けるのではなく一矢を報いてこい。

開け胡麻(ひらけごま)

・意味 アラビアの説話「アリババと四十人の盗賊」で、盗賊団の宝をかくした洞窟の扉を開ける呪文。 ・文章 開け胡麻を唱え、洞窟に入ったアリババ。

春雨じゃ濡れて行こう(はるさめじゃぬれていこう)

・意味 行友李風作の新国劇「月形半平太」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。 ・文章 主人公の「春雨じゃ濡れて行こう」の台詞。

甲乙付け難い(こうおつつけがたい)

・意味 二つのものに差がなく、どちらが優れているかを決めるのが難しい。 ・文章 甲乙付け難い作品が目の前に並べられたとき、人は何を基準に選ぶだろうか。

薹が立つ(とうがたつ)

・意味 野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。 ・文章 僕は若い女性よりも、薹が立った熟女の方が好みである。

何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)

・意味 どちらも優れていて優劣がつけにくいこと。 ・文章 何れ菖蒲か杜若、甲乙つけがたいな。

只より高い物は無い(ただよりたかいものはない)

・意味 ただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりして、かえって高くつく。 ・文章 現在は「実質無料」という言葉が街中に溢れ、只より高い物は無いが最高の情報弱者を食い物にするビジネスとなっている。

怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)

・意味 ふだん怠けている者が、世間の人が休む日に限って働くこと。 ・文章 怠け者の節句働きだけはしたくない。

人を見たら泥棒と思え(ひとをみたらどろぼうとおもえ)

・意味 人を軽々しく信用してはいけないということ。 ・文章 兄は人を見たら泥棒と思え、何度も話していた。

秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)

・意味 秋なすは特に味がよいので、憎い嫁に食わすなの意で、しゅうとめの嫁いびりをいったもの。一説には、からだが冷えるので大切な嫁に食わすなの意とも。また、種子が少ないので、子種が少なくなるから嫁に食わすなの意とも。 ・文章 私も結婚したら、秋茄子は嫁に食わすなといびられるのかなー、不安だ。

縁は異なもの味なもの(えんはいなものあじなもの)

・意味 男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、不思議でおもしろいものであるということ。縁は異なもの。 ・文章 縁は異なもの味なものとは良く言ったもので、女性に縁がないと思っていた後輩が、10年ぶりに再会した高校時代の同級生と意気投合して交際を始めたらしい。

飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)

・意味 権力や威勢が盛んなようす。 ・文章 今日のこの飛ぶ鳥を落とす勢いはどこまで続くだろうか。

若い時の苦労は買ってもせよ(わかいときのくろうはかってもせよ)

・意味 若い時の苦労はその体験が将来役に立つから、自分から勝って出ても苦労せよということ。 ・文章 若い時の苦労は買ってもせよとはいっても、自分の限界を超えてしまうのは本末転倒になります。

雄弁は銀沈黙は金(ゆうべんはぎんはちんもくはきん)

・意味 雄弁は大事だが、沈黙すべきときを心得ていることはもっと大事だということ。英国の思想家カーライルの「衣装哲学」にみえる言葉。 ・文章 雄弁は銀沈黙は金であると自分の営業の師匠に叩き込まれた。

立っている者は親でも使え(たっているものはおやでつかえ)

・意味 急用のときは、だれでよいからそばに立っている者を使え。 ・文章 立っている者は親でも使えとは言うものの、やはり義理の両親には頼み事はしづらい。

瓜の蔓に茄子はならぬ(うりのつるになすびはならぬ)

・意味 子は親に似るものだ。平凡な親からは非凡な子は生まれない。 ・文章 私の産んだ3人の子供は、瓜の蔓に茄子はならぬで、揃いも揃って私に似てスポーツが苦手な子ばかり。

首を傾げる(くびをかしげる)

・意味 疑問に思う。不審に思う。 ・文章 彼がここに来ない理由を聞いた彼は、首を傾げながら立ち去った。

痛いの痛いの飛んでいけ(いたいのいたいのとんでいけ)

・意味 痛がっている幼児をなだめすかすために唱えるまじないの言葉。多く「ちちんぷいぷい」のあとに続けて言う。 ・文章 ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでいけ。

夫婦喧嘩は犬も食わない(ふうふげんかはいぬもくわない)

・意味 じきに仲直りするなら、他人が仲裁に入るのは愚かなことであるというたとえ。夫婦喧嘩は犬も食わぬ。 ・文章 独身の俺としては、一度でいいから夫婦喧嘩は犬も食わないと誰かに仲が良い証拠と言われてみたいものだ。

盗人にも三分の理(ぬすびとにもさんぶのり)

・意味 悪事を働くにも相応の理屈はある。どんなことにでも理屈はつけられるということ。泥棒にも三分の道理。 ・文章 盗人にも三分の理が通るなら、税金を好き勝手使う政党や議員にも国民を納得させられる理由がある事になり、誰がそんな与太話を信じるのか。

鑿と言えば槌(のみといえばつち)

・意味 鑿を持ってこいと言われれば、それを使うのに必要な槌も一緒に持ってくる。万事に気が利くことのたとえ。 ・文章 僕の彼女は才色兼備だが、鑿と言えば槌というほど僕に対して気遣いを見せてくれる。

艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)

・意味 人間は苦労・困難を乗り越えることによりりっぱな人物になる。 ・文章 今はとても辛いだろうけれど、もう少し頑張ってくれないか。艱難汝を玉にすというだろう。

危急存亡の秋(ききゅうそんぼうのあき)

・意味 生き残るか滅びてしまうかという危ういせとぎわ。 ・文章 去年に比べて驚くほど売り上げが減っている。わが社は危急存亡の秋を迎えてしまった。

溺れる者は藁をもつかむ(おぼれるものはわらをもつかむ)

・意味 危急に際しては、頼りにならないものにもすがろうとする。 ・文章 溺れる者は藁をもつかむというが、とうとう困窮の末に闇金に手を出してしまった。

悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)

・意味 悪い行いはすぐに世間に知れ渡る。 ・文章 悪事千里を走るというから、決して初心を忘れてはいけないよ。

肉を切らせて骨を切る(にくをきらせてほねをきる)

・意味 自分も痛手を受ける代わりに、相手にそれ以上の打撃を与える。捨て身で敵に勝つ。肉を切らせて骨を断つ。 ・文章 両親の激しい夫婦喧嘩には、どちらも離婚を躊躇わない肉を切らせて骨を切る覚悟が感じられる。

人の口には戸が立てられない(ひとのくちにはとがたてられない)

・意味 世間のうわさや評判は止めることはできない。 ・文章 人の口には戸が立てられないというけれど、このことはなんとしても社員には知られずになかったことにできないものか。

腹八分に医者いらず(はらはちぶにいしゃいらず)

・意味 大食いをせずにいつも腹八分でやめておけば健康でいられるということ。 ・文章 腹八分に医者いらずということを守っていれば、きっと胃腸を壊すことはないだろう。

大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)

・意味 事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいこと。 ・文章 大騒ぎした割には、大山鳴動して鼠一匹ということになったようだね。

君子は危うきに近寄らず(くんしはあやうきにちかよらず)

・意味 君子はいつも身を慎んでおり、危険なことはおかさない。 ・文章 君子は危うきに近寄らずと中学生の息子に説教をした。

止めを刺す(とどめをさす)

・意味 殺したあと生き返らないように完全に息の根を止める。 ・文章 この不景気が止めを刺すことになったようで、次の選挙で政権が交代した。

物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)

・意味 人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ。 ・文章 上司への不満ばかりでは、物言えば唇寒し秋の風、むなしいだけさ。

間髪を容れず(かんはつをいれず)

・意味 少しの時間も置かないさま。 ・文章 神様に願い事は何だねと聞かれ、間髪を容れずにお金持ちになりたいと答えた。

親は無くとも子は育つ(おやはなくともこはそだつ)

・意味 実の親がいなくとも、子はどうにか成長していくものだ。世の中のことはそう心配するほどのこともないというたとえ。 ・文章 心配する気持ちはよくわかるが、親は無くとも子は育つっていうだろう。彼は1人でなんとかやって行けるはずだよ。

朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)

・意味 早起きをすれば、必ずいくらかの利益がある。早起きは三文の徳。 ・文章 10分、朝早く起きたら、快速電車に乗れた。朝起きは三文の徳だ。

人は見かけによらぬもの(ひとはみかけによらぬもの)

・意味 人の性質や能力は外見からだけでは判断できないものだということ。 ・文章 華奢で背も低い彼女が、空手の有段者で大会でもいつも優勝しているなんて、人は見かけによらぬものだね。

身も蓋もない(みもふたもない)

・意味 言葉が露骨すぎて、潤いも含みもない。にべもない。 ・文章 身も蓋もないことを言うなと言われても、それが事実なのだから他に言いようない。

知は力なり(ちはちからなり)

・意味 人間の知性の優位を説いた哲学者ベーコンの思想を端的に言いあらわした言葉。 ・文章 知は力なりというのは私の信念だ。

医は仁術なり(いはじんじゅつなり)

・意味 医術は、人を治療することによって仁徳を施す術である。 ・文章 診てもらうならば医は仁術なりと考える医者が良い。

泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)

・意味 規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ。 ・文章 泣いて馬謖を斬ると比較すると大げさだが、息子に対し厳しく注意された。

少年よ大志を抱け(しょうねんよたいしをいだけ)

・意味 米国人クラーク博士が、札幌農学校の教頭を辞して日本を去るにあたって、教え子たちに贈った言葉。若者は大きな志を持って世に出よという意。 ・文章 少年よ大志を抱けというように、目標があればあきらめないで頑張れる。

天は二物を与えず(てんはにぶつをあたえず)

・意味 天は一人の人間に、それほど多くの長所を与えることはしない。 ・文章 天は二物を与えずと思っていたが、才色兼備の彼を見て考えが変わってしまった。

蟷螂の斧(とうろうのおの)

・意味 弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ。 ・文章 人生において、一度ぐらいは蟷螂の斧とバカにされても立ち向かう気概も必要だろう。

石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎながれにまくらす)

・意味 負け惜しみの強いことのたとえ。また、屁理屈をつけて言い逃れることのたとえ。晋の孫楚が「石に枕し流れに漱ぐ」というべきところを「石に漱ぎ流れに枕す」と誤り、「石に漱ぐ」は歯を磨くこと、「流れに枕す」とは耳を洗うことだとこじつけたという、「晋書」孫楚伝の故事による。漱石枕流。 ・文章 石に漱ぎ流れに枕す説得は、どんな人にも響かないものだ。

喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)

・意味 けんかや争いをした者を、理非を問わないで双方とも処罰すること。戦国時代の分国法にみられ、江戸時代に慣習法として残っていた。 ・文章 喧嘩両成敗は、戦国時代に平和を保つために定められた。