スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

10月, 2024の投稿を表示しています

月を指せば指を認む(つきをさせばゆびをみとむ)

・意味 月を示そうと指さしても、肝心の月を見ないで指を見る。道理を説き聞かせるのに、本旨を理解しないで、文字や言葉の端々にばかりこだわることをいう。 ・文章 月を指せば指を認むような聞き方をするから、君は理解できないんだ。

カエサルの物はカエサルに(カエサルのものはカエサルに)

・意味 神への服従と国家に対する義務とは次元の違うものであって、両者をともに守ることは矛盾ではない、と説いたキリストの言葉。本来の持ち主に返せ、の意にも用いられる。 ・文章 拉致された国民を返してほしい。カエサルの物はカエサルにだ。

胡馬北風に依る(こばほくふうによる)

・意味 胡馬は北風の吹くたびに胡国を慕って嘶く。故郷の忘れがたいことのたとえ。胡馬北風に嘶う。 ・文章 そういえば長いこと実家に帰っていないな、越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に依る、両親に顔見せに帰るか。

越鳥南枝に巣くう(えっちょうなんしにすくう)

・意味 南の越から来た鳥は南向きの枝に巣をつくる。故郷の忘れがたいことのたとえ。 ・文章 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に依る、生まれ育った地で仕事をしたいが、都会にしか仕事がないのが現実です。

万機公論に決すべし(ばんきこうろんにけっすべし)

・意味 「五箇条の御誓文」第一条にある言葉。天下の政治は世論に従って決定すべきである。 ・文章 広く会議を興し、万機公論に決すべし。

猫の首に鈴を付ける(ねこのくびにすずをつける)

・意味 いざ実行となると、引き受け手のない至難なことのたとえ。 ・文章 わがままな健太くんを注意しようということになったけれど、誰も猫の首に鈴を付けようと手をあげない。

物言う花(ものいうはな)

・意味 美人。美女。解語の花。 ・文章 飛鳥山に物言う花を見る書生の運動会。

論ずる物は中から取れ(ろんずるものはなかからとれ)

・意味 相争っているときは、第三者がそれを取ってしまえ。または、二人の間を調停せよ。 ・文章 昔より論ずる物は中から取れといふ。是は身共が取ってのくぞ。

利食い千人力(りぐいせんにんりき)

・意味 相場格言の一。含み益に喜んでさらに利益を追うようなことはしないで、ある程度でもうけを確定させるのが賢明だという教訓。 ・文章 利食い千人力と見切り千両。

曰く言い難し(いわくいいがたし)

・意味 簡単には説明できない。何とも言いようがない。 ・文章 うーん、どうせ何と答えても冷やかすんだろうから、曰く言い難しということにしておこう。

瓢箪で鯰を押さえる(ひょうたんでなまずをおさえる)

・意味 とらえどころがないことや、要領を得ないことのたとえ。 ・文章 瓢箪で鯰を押さえることができるか。

知らぬ仏より馴染みの鬼(しらぬほとけよりなじみのおに)

・意味 疎遠な人よりは、懇意にしている人のほうがまさるということ。 ・文章 地震が発生し、知らぬ仏より馴染みの鬼、手遠い者はまさかの用に立たぬと心底思い知る。

蟻の一穴天下の破れ(ありのいっけつてんかのやぶれ)

・意味 大事は、ほんのささいなことから起きる。ちょっとしたことが原因で、たいへんなことになる。 ・文章 蟻の一穴天下の破れとなる。

風の吹くまま気の向くまま(かぜのふくままきのふくまま)

・意味 方針を決めずに、その時の状況や気分しだいで物事を行うようす。 ・文章 風の吹くまま気の向くままになる。

腕が鳴る(うでがなる)

・意味 技能や力を発揮したくてじっとしていられないでいる。 ・文章 難しいといわれている曲のリクエストに腕が鳴った。

足が棒になる(あしがぼうになる)

・意味 長く立ったり歩いたりして疲れ果て、足の筋肉がこわばる。 ・文章 立見席で、試合を見ていたので足が棒になった。

気が緩む(きがゆるむ)

・意味 緊張感がなくなる。気持ちの張りがなくなる。 ・文章 テストが終わって気が緩む。

青天の霹靂(せいてんのへきれき)

・意味 急に起きる変動・大事件。また、突然受けた衝撃。 ・文章 あの代議士が首相になるなんて青天の霹靂だ。

三度肘を折って良医となる(みたびひじをおってりょういとなる)

・意味 医者は、何度も自分のひじを折り苦痛を経験して初めて良医となる。人は多くの困難を経て初めて円熟の境地に達するということ。 ・文章 挫折の経験がある選手は、三度肘を折って良医となるように、良い監督になることができます。

四十にして惑わず(しじゅうにしてまどわず)

・意味 人は40歳になれば、道理を知って迷わない。 ・文章 子曰く、四十にして惑わず。

高きに登るは必ず低きよりす(たかきにのぼるはかならずひくきよりす)

・意味 物事を進めるには順序があり、まず手近なところから始めなければならないことのたとえ。 ・文章 高きに登るは必ず低きよりす、何事も基礎が肝心だよ。

始めは処女の如く後は脱兎の如し(はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし)

・意味 初めはおとなしく弱々しく見せて敵を油断させ、のちには見違えるほどすばやく動いて敵に防御する暇を与えないという兵法のたとえ。 ・文章 今日の試合の作戦は、始めは処女の如く後は脱兎の如しだが、逃げるんじゃないぞ、完膚なきまでに叩き潰すんだぞ。

大向こうを唸らせる(おおむこうをうならせる)

・意味 役者が、うまい芸で大向こうの観客を感嘆させる。また、一般にすぐれた技巧で多くの人々の人気を博する。 ・文章 神事の流鏑馬が行われたが、大向こうを唸らせるようなものにはならなかった。

耳を澄ます(みみをすます)

・意味 聞こうとして注意を集中する。耳をそばだてる。 ・文章 虫の声に耳を澄ます。

雲泥の差(うんでいのさ)

・意味 非常な隔たり。たいへんな差。雲泥の違い。月とすっぽん。 ・文章 経済の面から考えて、周辺諸国と雲泥の差がある事を念願に入れておかないと、後々面倒になるので注意が必要だ。

邯鄲の枕(かんたんのまくら)

・意味 人生の栄枯盛衰のはかないことのたとえ。一炊の夢。盧生の夢。邯鄲の夢。 ・文章 邯鄲の枕を持つ。

相手変われど主変わらず(あいてかわれどあるじかわらず)

・意味 相手が変わっても、こちらは相変わらず同じことを繰り返している。 ・文章 相手変われど主変わらずといいますが、仕事の相方が何度代わっても、自分のやり方は変えられません。

兵は拙速を尊ぶ(へいはせっそくをとうとぶ)

・意味 作戦を練るのに時間をかけるよりも、少々まずい作戦でもすばやく行動して勝利を得ることが大切である。 ・文章 この経営戦略は失敗だった。まだ改善の余地があるかもしれないが兵は拙速を尊ぶ、負債がかさまないうちに撤退しよう。

三本の矢の教え(さんぼんのやのおしえ)

・意味 戦国武将の毛利元就が、子の隆元・元春・隆景に授けたという教え。一本の矢は容易に折れるが、三本まとめてでは折れにくいことから、一族の結束を説いた。三矢の教え。 ・文章 三本の矢の教えを守って家業を盛り立てていく。