スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

3月, 2024の投稿を表示しています

大道廃れて仁義あり(だいどうすたれてじんぎあり)

・意味 人の道理が自然に行われていた昔は、仁義という人為的な道徳は必要なかった。世の道理が失われたから、仁義をことさらに唱える必要が生じたのである。 ・文章 彼は老子に影響を受けたようで、大道廃れて仁義ありと話していたよ。

人間は万物の尺度である(にんげんはばんぶつのしゃくどである)

・意味 古代ギリシャの哲学者プロタゴラスの言葉。個々の人間の知覚こそ、真理の基準であり、絶対的な真理は存在しないの意とされる。 ・文章 人間は万物の尺度であるというプロタゴラスの言葉。

一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)

・意味 生きとし生けるものはすべて生まれながらにして仏となりうる素質をもつということ。涅槃経に説く。一切皆成。 ・文章 一切衆生悉有仏性という大乗仏教における思想の一つ。

世間虚仮唯仏是真(せけんこけゆいぶつぜしん)

・意味 この世にある物事はすべて仮の物であり、仏の教えのみが真実であるということ。天寿国曼荼羅に記されており、聖徳太子の言葉という。 ・文章 世間虚仮唯仏是真という聖徳太子の言葉。

最大多数の最大幸福(さいだいたすうのさいだいこうふく)

・意味 ベンサムの用語。できるだけ多くの人々に最大の幸福をもたらすことが善であるとする説。 ・文章 功利主義の原則は最大多数の最大幸福と呼ばれることもある。

万人の万人に対する戦い(ばんにんのばんにんにたいするたたかい)

・意味 英国の哲学者ホッブズの言葉。自然状態では人間は利己的で、自分の利益のため互いに逃走するということ。 ・文章 万人の万人に対する戦いの中で生きる。

天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず(てんのときはちのりにしかずちのりはひとのわにしかず)

・意味 天の与える好機も土地の有利な条件には及ばず、土地の有利な条件も民心の和合には及ばない。 ・文章 内部分裂しているのに成果を残せるわけがない。天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かずという。

跡形も無い(あとかたもない)

・意味 痕跡が全くない。 ・文章 それは跡形も無く消えた。

固唾を呑む(かたずをのむ)

・意味 事の成り行きが気がかりで、緊張している。 ・文章 入学試験や入社試験の結果発表の当日は、自分よりも両親の方が固唾を呑むほど緊張しただろうが、いつも良い知らせを届けないバカ息子で申し訳ない。

理に勝って非に落ちる(りにかってひにおちる)

・意味 道理で論に勝ちながら、実際には負けとなる。理を以て非に落ちる。 ・文章 きちんと説明してわかってくれたはずなのに、本当はみんな初めからやりたくなかったと言い出すなんて、理に勝って非に落ちるということじゃないか。

落花枝に帰らず破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらずはきょうふたたびてらさず)

・意味 散り落ちた花は元の枝に戻らず、壊れた鏡は元のように物を映しはしない。死んだ人は二度とこの世にかえってこないこと、また、いったん破れた男女の仲は再び元どおりにならないことなどのたとえ。 ・文章 落花枝に帰らず破鏡再び照らさず、今頃になって亡くなった愛犬の愛しさに胸が締め付けられる。

算盤を弾く(そろばんをはじく)

・意味 そろばんを使って計算する。転じて、損得を計算する。 ・文章 算盤を弾いてから行動する人だから、見返りを期待しての親切だろうし、気を付けたほうが良い。

絵に描いたよう(えにかいたよう)

・意味 美しくすばらしいようすのたとえ。 ・文章 君は健康を絵に描いたような人だ。

思う念力岩をも通す(おもうねんりきいわをもとおす)

・意味 どんなことでも一心に行えばできないことはない。 ・文章 成功してよかったよ、思う念力岩をも通すだ。彼のこの仕事にかける思いは、始めから凄まじいものがあったんだ。

道が開ける(みちがひらける)

・意味 進路ができる。解決の方法が見つかる。 ・文章 道が開けるのですが。

焼け野の雉夜の鶴(やけののきぎすよるのつる)

・意味 親が子を思う情の深いことのたとえ。 ・文章 親子の愛情を見事に表した言葉が焼け野の雉夜の鶴である。

汝自らを知れ(なんじみずからをしれ)

・意味 自分の無知を自覚し、自分の心を高めるように励め。ソクラテスの行動上の標語で、アポロの神殿に掲げられていたという。 ・文章 傲慢な健太くんに、汝自らを知れと忠告する。

破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

・意味 夫婦の離別など、いったんこわれた関係はもとにはもどらないというたとえ。覆水盆に返らず。 ・文章 落花枝に返らず、破鏡再び照らさずというように、もうあなたと一緒に暮らすことはできないわ。

知恵を絞る(ちえをしぼる)

・意味 あれこれ苦心して考える。 ・文章 野菜や果物の値段が上がり、主婦たちは知恵を絞って節約している。

滅相もない(めっそうもない)

・意味 とんでもない。あるべきことではない。相手の言を否定するときにも用いる。 ・文章 滅相もない事だ。

有卦に入る(うけにいる)

・意味 幸運にめぐりあってよいことが続く。 ・文章 なぜか彼女と交際をした男は、有卦に入るという噂があるらしい。

日々是好日(にちにちこれこうじつ)

・意味 毎日毎日が無事でよい日であるということ。ひびこれこうじつ。 ・文章 住めば都というが、北朝鮮やロシアで暮らせば流石に日々是好日とも思えず、この世の地獄だと思うだろう。

無知の知(むちのち)

・意味 自らの無知を自覚することが真の認識に至る道であるとする、ソクラテスの真理探究への基本になる考え方。 ・文章 あのわからず屋に無知の知という言葉を教えてやってくれ。

三年飛ばず鳴かず(さんねんとばずなかず)

・意味 大いに活躍する機会を待って、長い間じっとしていること。 ・文章 三年飛ばず鳴かず、ここが辛抱のしどころです。

鳴かず飛ばず(なかずとばず)

・意味 将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま。また、何の活躍もしないでいるさま。 ・文章 彼は、三度続けて文学新人賞の候補になったものの、その後は、鳴かず飛ばずの状態であった。

席の暖まる暇もない(せきのあたたまるひまもない)

・意味 1か所に落ち着いていられないほど忙しい。席暖まる暇あらず。 ・文章 席の暖まる暇もないほどに繁盛している。

怒髪天を衝く(どはつてんをつく)

・意味 怒髪が冠をつき上げる。激しい怒りの形相になる。怒髪冠を衝く。 ・文章 常に私だけを邪険に扱う上司には、遂に堪忍袋の緒が切れて怒髪天を衝くほど暴言を吐いてしまった。

長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)

・意味 金持ちの多くの寄進よりも、貧しい者の心のこもったわずかの寄進のほうが功徳が大きい。形式よりも真心が大切であるということのたとえ。貧者の一灯。 ・文章 これこそ長者の万灯より貧者の一灯です。真心のこもった贈り物です。

煮え湯を飲ます(にえゆをのます)

・意味 信用している人を裏切ってひどい目にあわせる。 ・文章 煮え湯を飲まされないように、適度な人間関係を築くのが大事だ。

色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)

・意味 肌の色が白ければ、少しくらいの欠点は隠れて、美しく見える。 ・文章 妹はいろいろな難点はあるものの、色の白いは七難隠すというようにいつも恋人がいる。

女賢しくて牛売り損なう(おんなさかしくてうしうりそこなう)

・意味 女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえ。 ・文章 物事を俯瞰的に見れないと、男でも女でも、女賢しくて牛売り損なうという諺のようになる。

人生朝露の如し(じんせいちょうろのごとし)

・意味 人の一生は、朝日が射せばすぐに消えてしまう露のようにはかない。 ・文章 人生朝露の如し、我老いた身をいつ崖から投じるか常に模索し続ける渦中。

白紙に返す(はくしにかえす)

・意味 それまでの経緯をなかったものとして、もとの状態に返す。白紙に戻す。 ・文章 政治の現金給付とクーポン券騒動は一旦白紙に返す政治判断ができず、利権渦巻く業界には何一つ物が言えぬ総理だと露呈した。

頼む木の下に雨漏る(たのむこのもとにあめもる)

・意味 頼みにしていたのにあてがはずれること。 ・文章 頼む木の下に雨漏るでショックなのは分かるが、絶対に当たるギャンブルはないと教訓になったのではないのか。

土一升に金一升(つちいっしょうにかねいっしょう)

・意味 地価が非常に高いことをいう言葉。 ・文章 我が実家は土一升に金一升とは程遠い、十坪を買えば一坪無料で貰えるような田舎の田舎にある。

魚の目に水見えず(うおのめにみずみえず)

・意味 身近にあって、自分にかかわりの深いものはかえって気づかないことのたとえ。 ・文章 魚の目に水見えず人の目に空見えず、だから我は何も考えずに無駄に生き続け後で延々と後悔をする。

桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿(さくらきるばかうめきらぬばか)

・意味 桜は幹や枝を切るとその部分が衰弱してしまうが、梅は余計な枝を切らないとよい花実がつかなくなる。樹木の剪定には、それぞれの木の特性に従って対処する必要のあること。 ・文章 ガーデニングに興味を持つと桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿は自分の事だったと気付き実に胸が痛い。

感謝感激雨霰(かんしゃかんげきあめあられ)

・意味 たいへん感謝し感激していることを戯れていった言葉。 ・文章 手伝ってくれたおかげで早く終わりました。感謝感激雨霰です。

骨肉相食む(こつにくあいはむ)

・意味 肉親どうしが争い合う。骨肉相争う。 ・文章 芸能人が亡くなったら死因や功績よりも、今後の骨肉相食む様子こそマスコミには詳しく報道してもらいたいものだ。

相槌を打つ(あいづちをうつ)

・意味 相手の話に調子を合わせて、受け答えをする。 ・文章 相槌マスター曰く、1秒間に3回の相槌を打てればどんな人の懐にも入っても親しい関係を築けるそうだ。

木で鼻を括る(きではなをくくる)

・意味 無愛想に応対する。冷淡にあしらう。木で鼻をかむ。 ・文章 昔の友人が金をせびりに来たが木で鼻を括るように追い返したら、翌日からイタズラ電話や不幸の手紙が届き警察に相談するべきか頭を痛めている。

流れに棹さす(ながれにさおさす)

・意味 流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。誤って、時流・大勢に逆らう意に用いることがある。 ・文章 流れに棹さすのを人生の決め事にしていたが、なぜか大衆とは自然と逆の行動を取っている自分は根っからの変わり者なようだ。

与太を飛ばす(よたをとばす)

・意味 できらめを言う。ふざけてくだらないことを言う。よたる。 ・文章 世間はタレントの与太を飛ばすには厳しいが、でたらめをする与党には甘く優しくまるで保健室の先生のように愛情深く見守り、この国を守ってくれてありがとうと感謝を重ねて選挙日に忠誠を示す。

三度の飯より好き(さんどのめしよりすき)

・意味 何よりも好きであること。ひどく熱中していること。 ・文章 叔父は釣りが三度の飯より好きだ。

泥棒を捕らえて縄を綯う(どろぼうをとらえてなわをなう)

・意味 準備を怠り、事が起こってからあわてて用意をするたとえ。盗人を捕らえて縄を綯う。 ・文章 泥棒を捕らえて縄を綯うでは遅いので、前もって災害に備えた準備をするべきだ。

蛸の糞で頭に上がる(たこのくそであたまにあがる)

・意味 自分は思い上がって得意になっているが、他人からはいやしめられていることのたとえ。 ・文章 蛸の糞で頭に上がると嫌味を言われても頑張り続けたおかげで、今のタワマンでの成金生活を手にした。

管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)

・意味 互いによく理解し合っていて、利害を超えた信頼の厚い友情のこと。きわめて親密な交際のこと。 ・文章 管鮑の交わりを結ぶ。

開いた口へ餅(あいたくちへもち)

・意味 思いがけなく幸運が到来すること。棚から牡丹餅。 ・文章 無くした消しゴムを探していたら500円玉を拾い、開いた口へ餅の気分だった。

宵越しの銭は持たない(よいごしのぜにはもたない)

・意味 その日に得た収入はその日のうちに使い果たす。金銭に執着しない江戸っ子の気性をいった言葉。宵越しの銭は使わない。 ・文章 宵越しの銭は持たないという文化。

一将功なりて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)

・意味 一人の将軍の輝かしい功名の陰には、戦場に命を捨てた多くの兵士がある。成功者・指導者ばかりが功名を得るのを嘆く言葉。 ・文章 あの会社の社長は、一将功なりて万骨枯るというらしくて、たくさんの社員が会社をリストラされているそうだよ。