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1月, 2024の投稿を表示しています

亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし)

・意味 烏帽子は黒塗りが普通であるが、亭主が赤い烏帽子を好めば家族はそれに同調しなければならない意から、どんなことでも、一家の主人の言うことには従わなければならないということのたとえ。亭主の好きな赤鰯。 ・文章 現代は亭主の好きな赤烏帽子に苦しむなら、さっさと離婚をするべきだ。

子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)

・意味 親は子を思う心に引かれて、終生自由を束縛されることのたとえ。 ・文章 子は三界の首枷というけれど、居てくれてよかったと思えるひとした瞬間のために耐えることができる。

文は遣りたし書く手は持たず(ふみはやりたしかくてはもたず)

・意味 読み書きのできない者が嘆く言葉。恋文を書きたいが字が書けず、人に頼むわけにもいかない。 ・文章 文は遣りたし書く手は持たずのように、恋をしている時の些細な障害はいじらしいものである。

老いたる馬は路を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)

・意味 道に迷ったときは、老馬を放ってそのあとをついて行けば道に出るものだ。経験を積んだ君は、行うべき道を誤らないことのたとえ。老馬の智。老いたる馬は路を知る。 ・文章 老いたる馬は路を忘れずとはいえ、本当にあのおばあさんがあてになるのか分からない。

衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)

・意味 人は、物質的に不自由がなくなって、初めて礼儀に心を向ける余裕ができてくる。衣食足りて栄辱を知る。 ・文章 衣食足りて礼節を知るとはこのことか。

老いては子に従え(おいてはこにしたがえ)

・意味 年をとってからは、何事も子に任せて従ったほうがよいということ。 ・文章 あと3年で定年退職になるが、老いては子に従えで万事子供たちに任せて、妻と2人でのんびり過ごそう。

盗人の昼寝(ぬすびとのひるね)

・意味 盗人が夜の稼ぎに備えて昼寝をすること。何をするにも思わくがあることのたとえ。 ・文章 タレントがテレビ番組などで絶賛する商品は企業側から金を貰った上での宣伝なので、声高に勧めるほど盗人の昼寝からは遠く離れて怪しさが増す。

屁を放って尻窄め(へをはなってしりすぼめ)

・意味 おならをしてしまってから尻をすぼめる。過ちのあとであわててとりつくろおうとすることのたとえ。 ・文章 彼は今さら体裁を繕おうとしても、屁を放って尻窄めだよ。

葦の髄から天井を覗く(よしのずいからてんじょうをのぞく)

・意味 細い葦の茎の管を通して天井を見て、それで天井の全体を見たと思い込むこと。自分の狭い見識に基づいて、かってに判断することのたとえ。 ・文章 葦の髄から天井を覗いているからそのような結果になるのです。

芋の煮えたも御存じない(いものにえたもごぞんじない)

・意味 芋が煮えたのか煮えてないのかの区別もつかない。世間知らずな者をあざけっていう言葉。 ・文章 卵焼きなんて誰でも作れるだろう。それなのにこのスクランブルエッグみたいな料理は何だよ。芋の煮えたも御存じないのか君は。

事実は小説よりも奇なり(じじつはしょうせつよりもきなり)

・意味 世の中の実際の出来事は、虚構である小説よりもかえって不思議である。英国の詩人バイロンの言葉。 ・文章 人生は自分の時間の使い方次第で事実は小説よりも奇なりという言葉その通りになる。

粋が身を食う(すいがみをくう)

・意味 遊里・芸人社会などの事情に通じて、得意になっている人は、つい深入りして、いつのまにか身を滅ぼすことになる。 ・文章 道楽の果てがあのていたらくとは、粋が身を食っただね。

律義者の子沢山(りちぎもののこだくさん)

・意味 律義者は、品行方正・家内円満なので、自然に子供が多く生まれるということ。 ・文章 律義者の子沢山と祖父母は言うが、「現代は真面目な公務員ほど外で未成年と何をしているか分からない」とコンコンと言い聞かせても、まったく分かってくれない。

百里を行く者は九十を半ばとす(ひゃくりをいくものはくじゅうをなかばとす)

・意味 何事も終わりのほうほど困難であるから、九分どおりまで来てやっと半分と心得、最後まで気をゆるめるな、という戒めの言葉。百里を行く者は九十里を半ばとす。 ・文章 百里を行く者は九十を半ばとすというように、遠足は家に帰るまでが遠足なんですよと先生に言われたのに、帰宅途中に浮かれて、事故にあってしまった。

面目次第も無い(めんぼくしだいもない)

・意味 申し訳が立たず顔向けできない。めんぼくない。 ・文章 面目次第も無い、健太の口の悪さは、私の教育の至らなさのせいです。

けんもほろろ(けんもほろろ)

・意味 人の頼み事や相談事などを無愛想に拒絶するさま。取りつくしまもないさま。 ・文章 愛娘に会いたいと、とても思うのだが、別れた妻はけんもほろろに会わせてくれないのだった。

韋駄天走り(いだてんばしり)

・意味 非常に早く走ること。 ・文章 無事に着地すると、わたしは小道の先の建物に向かって韋駄天走りに駆けた。

絶景かな絶景かな(ぜっけいかなぜっけいかな)

・意味 歌舞伎狂言「楼門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が南禅寺の山門の上から満開の桜をめでて言うせりふ。あとに「春の眺めは価千金とは小せえ小せえ。この五右衛門には価万両」と続く。 ・文章 絶景かな絶景かなという石川五右衛門の名台詞。

西向く士(にしむくさむらい)

・意味 小の月を覚えるための言葉遊び。二・四・六・九・十一の各月を表したもの。 ・文章 手元にカレンダーがなかったため、「西向く士」を利用して納期までの日数を確認した。

知らざあ言って聞かせやしょう(しらざあいってきかせやしょう)

・意味 歌舞伎「青砥稿花紅彩画」第3幕、浜松屋店先の場で、弁天小僧が居直って正体を明かす長ぜりふの冒頭。 ・文章 知らざあ言って聞かせやしょうという名台詞。

鳴くまで待とう時鳥(なくまでまとうほととぎす)

・意味 機が熟するまで辛抱強く待とう、の意。徳川家康の性格を表現した句「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」から。これに対し、「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」が織田信長の、「鳴かぬなら鳴かしてみよう時鳥」が豊臣秀吉の性格を表現しているとする。 ・文章 鳴くまで待とう時鳥という言葉のように、そんなに結論を急がずに、じっと我慢をして待とうじゃないか。

月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)

・意味 明るい月夜に釜を盗まれる。ひどく油断することのたとえ。 ・文章 どうやら親友に財布を盗まれたようで、まだ確証はないが月夜に釜を抜かれる事になるとはショックでしばらく立ち直れない。

赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)

・意味 力が弱くて抵抗しない者はやすやすと扱うことができる。物事がきわめて容易にできることのたとえ。赤子の腕を捩る。 ・文章 赤子の手を捻るくらいの相手だから手加減をした。

二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)

・意味 両立しえないような二つの職業を同一人が兼ねること。特に、江戸時代、博徒が捕吏を兼ねることをいった。現在では「会社員と作家の二足の草鞋を履く」など、両立が困難と思われるような職業を兼ねることにもいう。 ・文章 周りは初め、彼が二足の草鞋を履くことに反対した。しかし今では彼が世界的な映画監督の一人であり、一流のお笑い芸人でもあるのだ。

梅に鶯(うめにうぐいす)

・意味 取り合わせのよい二つのもののたとえ。 ・文章 こんなに気が合う仲だとは思っていませんでした。今では梅に鶯のようです。

火蓋を切る(ひぶたをきる)

・意味 火蓋1を開いて点火の準備をする。転じて、戦いや競争を開始する。 ・文章 生徒会長の選挙の火蓋が切られた。

寝る子は育つ(ねるこはそだつ)

・意味 よく眠る子は元気に育つ。 ・文章 夫婦で我が子の寝顔を見ていると、「寝る子は育つからもっと眠って」と二人して幸せを噛み締めてしまう。

肝胆相照らす(かんたんあいてらす)

・意味 互いに心の底まで打ち明けて親しくつきあう。 ・文章 彼とは学生時代から肝胆相照らす仲だよ。

鹿を逐う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)

・意味 利益を得ることに熱中している者は、他の事は顧みなくなるのたとえ。鹿を逐う漁師は山を見ず。 ・文章 鹿を逐う者は山を見ずというから、しっかり全体を見渡しておくようにする。

虎の尾を踏む(とらのおをふむ)

・意味 非常に危険なことをすることのたとえ。虎の口へ手を入れる。 ・文章 虎の尾を踏む覚悟で、空手道場に入門した。

一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)

・意味 強い信念をもって物事に当たれば、どんな事でも成し遂げることができる。 ・文章 ついに合格しました。一念岩をも通す、よく頑張りました。

腹の虫が治まらない(はらのむしがおさまらない)

・意味 腹が立ってがまんできない。 ・文章 あんなにひどいことを言われたら、今更謝られたとしても腹の虫が治まらないよ。

逃げるが勝ち(にげるがかち)

・意味 争わないで相手に勝ちを譲るほうが、大局的に見れば得策である。 ・文章 太ったら足が遅くなり逃げるが勝ちすらできないので、弱き者は「走って走りまくれ」とアドバイスをしたい。

楽は苦の種苦は楽の種(らくはくのたねくはらくのたね)

・意味 楽は苦を、苦は楽を生むもとになる。今の苦労は将来の楽につながるから耐え忍ばなければいけないということ。 ・文章 生活が安定して楽は苦の種苦は楽の種なのだから、いつかまた苦は降りかかるかもしれない。気を引き締めていきたい。

錦上に花を添える(きんじょうにはなをそえる)

・意味 美しいものの上にさらに美しいものを添える。よいものの上にさらによいものを添える。錦上に花を敷く。 ・文章 彼女は、心栄えは錦のごとく、見かけは花の如し、まさに錦上に花を添える美人だ。

両雄並び立たず(りょうゆうならびたたず)

・意味 同時に現れた二人の英雄は、必ず勢力を争ってどちらかが倒れるものである。 ・文章 両雄並び立たずというけれど、あの二人は一緒に仕事ができるはずないよ。

胡蝶の夢(こちょうのゆめ)

・意味 夢か現実かはっきりわからないさま。また、人の世がはかないこと、人生がはかないことのたとえ。 ・文章 栄光は長く続かず、胡蝶の夢の様にはかない。

無用の長物(むようのちょうぶつ)

・意味 あっても役に立つどころか、かえってじゃまになるもの。 ・文章 無用の長物と言われていたものはすぐに捨ててしまった。

人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)

・意味 力のあらん限りを尽くして、あとは静かに天命に任せる。 ・文章 僕の座右の銘は、人事を尽くして天命を待つ、だ。

清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)

・意味 心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きいことのたとえ。 ・文章 彼は清濁併せ呑むところがあるので、止めても無駄だろう。

取り付く島(とりつくしま)

・意味 頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。 ・文章 質問したいのに冷たくあしらわれ、取り付く島もなかった。

女心と秋の空(おんなごころとあきのそら)

・意味 女の男に対する愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。「男心と秋の空」が本来のかたち。 ・文章 女心と秋の空というが、あちらこちらに電波を張るのは女の性である。

火に油を注ぐ(ひにあぶらをそそぐ)

・意味 勢いの盛んなものにさらに勢いを加えるようなことをするたとえ。薪に油を添える。 ・文章 火に油を注ぐような行為は避けたいものだ。

隗より始めよ(かいよりはじめよ)

・意味 大事業をするには、まず身近なことから始めよ。また、物事は言い出した者から始めよということ。 ・文章 先ず隗より始めよというのだから、君がチームをまとめていかなくてはだめだろう。

長居は恐れ(ながいはおそれ)

・意味 長居をすると、ろくなことはない。長居は相手の迷惑となると戒める語。 ・文章 こんな所に長居は恐れです。

一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)

・意味 落葉が早く青桐の葉が1枚落ちるのを見て、秋の来たことを知る。わずかな前触れから将来の大きな動きを予知できることのたとえ。 ・文章 さすが社長は違う、一葉落ちて天下の秋を知ることができる人です。

箸にも棒にも掛からない(はしにもぼうにもかからない)

・意味 ひどすぎてどうにも手がつけられない。 ・文章 このカレーは、箸にも棒にも掛からないほどまずい。

三顧の礼(さんこのれい)

・意味 真心から礼儀を尽くして、すぐれた人材を招くこと。 ・文章 新しい社長はプライドが低い、三顧の礼の様な人だ。

孟母三遷の教え(もうぼさんせんのおしえ)

・意味 孟子の母は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、孟子が葬式のまねばかりしているので、市場近くに転居した。ところが今度は孟子が商人の駆け引きをまねるので、学校のそばに転居した。すると礼儀作法をまねるようになったので、これこそ教育に最適の場所だとして定住したという故事。教育には環境が大切であるという教え。また、教育熱心な母親のたとえ。三遷の教え。 ・文章 孟母三遷の教えという言葉を信じて、有名な私立の小学校に入ったのに、公立より荒れていた。

顰みに倣う(ひそみにならう)

・意味 善し悪しも考えずに、やたらに人のまねをする。また、他人にならって物事をするのを謙遜していう言葉。 ・文章 顰みに倣ってピアノを弾いたら入賞できたので、びっくりした。