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11月, 2024の投稿を表示しています

闇夜の鉄砲(やみよのてっぽう)

・意味 目標の定まらないこと。あてずっぽうに行うこと。また、やっても効果のないこと。闇夜の礫。闇夜に鉄砲。 ・文章 遭難してお腹がすいたので、闇夜の鉄砲をうつように、川に棒を突きさし続けたら、魚が刺さった。

猫も杓子も(ねこもしゃくしも)

・意味 だれもかれも。なにもかも。 ・文章 電車に乗ると、猫も杓子もスマートフォンを眺めている。

毛を吹いて疵を求む(けをふいてきずをもとむ)

・意味 人の欠点を強いて暴こうとする。 ・文章 彼は毛を吹いて疵を求むというように、人の欠点を探す。

故郷忘じ難し(こきょうぼうじがたし)

・意味 故郷はいつまでも懐かしく、忘れがたいものである。 ・文章 田舎は嫌いだと故郷を離れたが、故郷忘じ難しという。

朝飯前(あさめしまえ)

・意味 朝食をとる前。 ・文章 これはなかなかなことだ、朝飯前とはいかないぞ。

思う壺(おもうつぼ)

・意味 意図した状態。たくらんだとおり。 ・文章 思う壺にはまる。

蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)

・意味 少しのすきまもないほど、警戒が厳重なことのたとえ。 ・文章 その町は、敵軍に包囲されて、蟻の這い出る隙もなかったそうだ。

唇を噛む(くちびるをかむ)

・意味 怒りやくやしさをこらえる。 ・文章 私がいたかもしれない表彰台を見上げて、思わず唇を噛む。

舌の根の乾かぬ内(したのねのかわかぬうち)

・意味 言葉を言い終わるか終わらないうち。前言に反したことを言ったりしたりしたときに、非難して用いる。 ・文章 もうしないといったにも関わらず、舌の根の乾かぬ内にまたギャンブルを始めてしまった。

画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)

・意味 よくできていても、肝心なところが欠けているために、完全とはいえないこと。 ・文章 それは画竜点睛を欠く憾みがある。

心を鬼にする(こころをおににする)

・意味 かわいそうだと思いながら、厳しい態度をとる。 ・文章 いつもやりたい放題させているが、たまには心を鬼にする必要がある。

川向こうの火事(かわむこうのかじ)

・意味 自分には少しも影響のないことのたとえ。対岸の火事。川向こうの喧嘩。 ・文章 その会社の倒産は、取引のある我が社には川向こうの火事ではなかった。

指折り数える(ゆびおりかぞえる)

・意味 指を折り曲げて一つ一つ数える。あと何日かと1日1日を数える。 ・文章 ロシア兵士は戦争が終わるのを指折り数えているが、独裁者がいる限りは安堵する日々は永遠にやってこない。

命は風前の灯の如し(いのちはふうぜんのともしびのごとし)

・意味 危険が身に迫っていることのたとえ。また、人生のはかないことのたとえ。 ・文章 命は風前の灯の如しというから、日々一生懸命に全力で生きよう。

五十にして天命を知る(ごじゅうにしててんめいをしる)

・意味 50歳になってはじめて自分の人生についての天命・運命が何であったかがわかる。 ・文章 五十にして天命を知るときいて、五十一歳のぼくはあせった。

蛇は一寸にして人を呑む(じゃはいっすんにしてひとをのむ)

・意味 蛇はわずか一寸ほどでも、人をのみ込もうとする気迫がある。すぐれた人は、幼いときから普通の人と違ったところがあるというたとえ。蛇は一寸にしてその気を得る。 ・文章 彼は、蛇は一寸にして人を呑むように、幼稚園の頃に自力で分数の計算を学び、周りを驚かせた。

鳩を憎み豆を作らぬ(はとをにくみまめをつくらぬ)

・意味 鳩が豆をついばむのを嫌って、豆を作らないの意。わずかなことにこだわって大切なことをしないために、自分や世間の損害を招くことのたとえ。鳩を憎み豆まかぬ。 ・文章 私が鳩を憎み豆を作らぬ事だ。

蟻の思いも天に登る(ありのおもいもてんにのぼる)

・意味 弱小な者でも一心に念じれば望みが達せられることのたとえ。蟻の思いも天に届く。 ・文章 蟻の思いも天に登るという言葉は、非力な僕に希望を与えてくれた。

夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける)

・意味 夕立は、馬の背の一方では降り、他方では降らないことがある。夕立の降り方が局地的であることのたとえ。 ・文章 夕立は馬の背を分けるで、家の前の道路は乾いているのに、少し歩いたところでは道路が濡れていた。

怠け者の足から鳥が起つ(なまけもののあしからとりがたつ)

・意味 ふだん怠けている者は、いざ事が起こるとあわて騒いでやり始める。 ・文章 怠け者の足から鳥が起つというが、怠け者ほど「大変、大変」と慌てている。

寸を詘げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ)

・意味 1寸縮んで1尺伸びる。小利を捨てて大利を得るたとえ。 ・文章 彼のように大きな成功をするには、寸を詘げて尺を伸ぶべきだ。

力を貸す(ちからをかす)

・意味 手助けをする。援助する。助力する。 ・文章 人を助けるために力を貸す。

罠に掛かる(わなにかかる)

・意味 動物や鳥などがわなにひっかかる。 ・文章 罠に掛かったパパとママ。

風の前の塵(かぜのまえのちり)

・意味 物事のはかないこと、または、危険が迫っていることのたとえ。風前の塵。 ・文章 栄華は風の前の塵で、永遠に続くものではない。

化けの皮を現す(ばけのかわをあらわす)

・意味 本性をあらわす。正体を暴露する。 ・文章 踏み絵をつかうことで、化けの皮を現した。

乗り掛かった船(のりかかったふね)

・意味 物事を始めてしまった以上、中途でやめるわけにはいかないことのたとえ。 ・文章 2ヵ月も前から親友の恋愛相談に乗っていた私は、乗り掛かった船とばかりに、親友と男性が会えるようにお膳立てをしてあげた。

毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)

・意味 いったん悪に手を染めたからには、最後まで悪に徹しよう。 ・文章 毒を食らわば皿までだと思い、時効が来るまで逃げ延びよう。

敵もさる者引っ掻くもの(てきもさるものひっかくもの)

・意味 敵もなかなかどうして油断のならない者だ、の意で、「さる」に「猿」をかけて続けた言葉遊び。 ・文章 敵もさる者引っ掻くもの、慢心していると大変なことになりますよ。

大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)

・意味 大事をなすには、小事にも気をつけ油断してはならない。 ・文章 大事の前の小事というので、試験前でも細かい事に色々と気を遣っていつも通りに生活するのが習慣となっている。

鯉の滝登り(こいのたきのぼり)

・意味 鯉が滝をのぼること。また、勢いのよいことのたとえ。 ・文章 鯉の滝登りをするために常に機会をうかがうべきだ。

親の脛を齧る(おやのすねをかじる)

・意味 子が自立できないので、親に養われている。 ・文章 健太くんは就職せずに親の脛を齧る日々だ。

生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)

・意味 生きている馬の目を抜き取るほど、すばやく物事をする。油断のならないさま。生き馬の目を抉る。生き牛の目を抉る。 ・文章 生き馬の目を抜く人たちばかりの厳しい業界だ。

笑中に刀あり(しょうちゅうにとうあり)

・意味 うわべは優しそうであるが、内心は陰険で、人を傷つけ陥れようとしていることのたとえ。笑中に刃を研ぐ。 ・文章 営業マンは全員、笑中に刀ありだと思っている。

芸術は長く人生は短し(げいじゅつはながくじんせいはみじかし)

・意味 芸術作品は作者の死後も後世に残るが、芸術家の生命は短い。 ・文章 芸術は長く人生は短しというように、まずは作品を仕上げることに専念しようと思う。