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12月, 2023の投稿を表示しています

学問に王道なし(がくもんにおうどうなし)

・意味 学問をするのに安易な方法はない。だれが学んでも等しく経なければならない過程があるということ。幾何学に王道なし。 ・文章 何を学ぶにあたっても学問に王道なし。

狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)

・意味 うさぎが死ぬと、猟犬も不要になり煮て食われる。敵国が滅びたあとは、軍事に尽くした功臣も不要とされて殺されることのたとえ。 ・文章 俺たちは狡兎死して走狗烹らるの存在なんだろうか。

非の打ち所が無い(ひのうちどころがない)

・意味 少しの欠点もない。完全で、非難する所がない。 ・文章 発売初日に購入した新作小説は前評判通りに非の打ち所が無い傑作で、時間を経つのも忘れて読み耽ってしまった。

兎の登り坂(うさぎののぼりざか)

・意味 持ち前の力を振るうことができて、物事が早く進むたとえ。 ・文章 一つでもいいから兎の登り坂だと言われるものが欲しい。

藁千本あっても柱にはならぬ(わらせんぼんあってもはしらにはならぬ)

・意味 役立たずが大勢集まっても無意味で助けにならないたとえ。 ・文章 ウクライナでのロシア兵の惨状は、藁千本あっても柱にはならぬがこれほど当て嵌まる事もない有様だ。

盆と正月が一緒に来たよう(ぼんとしょうがつがいっしょにきたよう)

・意味 うれしいことが重なること、また非常に忙しいことのたとえ。 ・文章 妹が結婚し姉には子供が生まれ、最近の父と母は盆と正月が一緒に来たように嬉しそうだ。

鳶に油揚げを攫われる(とんびにあぶらあげをさらわれる)

・意味 ふいに横合いから大事な物を奪われることのたとえ。 ・文章 愛犬が亡くなった時はショックで声も出ず、鳶に油揚げを攫われたとはこの事だとやっと分かった。

玉琢かざれば器を成さず(たまみがかざればうつわをなさず)

・意味 生まれつきすぐれた才能を有していても、学問や修養を積まなければ立派な人間になることはできない。玉磨かざれば光なし。 ・文章 才能は持ってるだけでは宝の持ち腐れ、玉琢かざれば器を成さず、磨いて使ってこそだろう。

百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)

・意味 弊害をたくさん生むばかりで、良いことは一つもないこと。 ・文章 先入観は百害あって一利なしだから、この本のタイトルにとらわれず気楽に読んでよ。

頭の上の蝿を追う(あたまのうえのはえをおう)

・意味 人のおせっかいをする前に、まず自分自身の始末をする。 ・文章 頭の上の蝿を追うと言われないように、まずは自分の身辺整理をしてから手伝いをしよう。

狸寝入り(たぬきねいり)

・意味 眠っているふりをすること。空寝。 ・文章 先生に叱られそうになると彼はいつも狸寝入りする。

頭角を現す(とうかくをあらわす)

・意味 才能・技量などが、周囲の人よりも一段とすぐれる。 ・文章 期待されいなかったのに頭角を現す人もいます。

顔に泥を塗る(かおにどろをぬる)

・意味 面目を失わせる。恥をかかせる。 ・文章 また白い粉を服用して刑務所に収監される私は、親の顔に泥を塗る不届き者という自覚が全くなく反省も当然していない。

四角な座敷を丸く掃く(しかくなざしきをまるくはく)

・意味 家事などをいいかげんにすませるさま。四角な部屋を丸く掃く。 ・文章 四角な座敷を丸く掃く仕事をしていては信頼を失う。

八方塞がり(はっぽうふさがり)

 ・意味 どの方面にも差し障りがあって、手の打ちようがないこと。 ・文章 八方塞がりのこの状況を、どうにか乗り越えたい。

鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)

・意味 イワシの頭のようなつまらないものでも信心する人には尊く思われる。物事をかたくなに信じる人を揶揄するときなどにもいう。 ・文章 信じる心が大事というが、鰯の頭も信心からで、あまり意地になっていると大切なものが見えなくなってしまう。

耳に胼胝ができる(みみにたこができる)

・意味 同じことを何度も聞かされて、嫌になる。 ・文章 またその話?耳に胼胝ができる。

火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)

・意味 自分の利益にならないのに、他人のために危険を冒すたとえ。 ・文章 今の状況は火中の栗を拾うだよ、冷静に考えてみなさい。

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花(たてばしゃくやくすわればぼたんあるくすがたはゆりのはな)

・意味 美人の姿を形容する言葉。 ・文章 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花のような女性になりたい。

男は度胸女は愛嬌(おとこはどきょうおんなはあいきょう)

・意味 男には度胸が、女には愛嬌が大切だ、の意。 ・文章 男は度胸女は愛嬌というが、彼の奥さんは本当に笑顔が素敵でかわいらしい女性だ。

当たるも八卦当たらぬも八卦(あたるもはっけあたらぬもはっけ)

・意味 占いは当たる場合もあれば、当たらない場合もあるということ。 ・文章 「当たるも八卦当たらぬも八卦」なのだから、タロット占いで経営方針を決めるのは止めよう。

元の木阿弥(もとのもくあみ)

・意味 いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。 ・文章 進んでいた仕事がなくなり、元の木阿弥だ。

春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)

・意味 花は香り、月はおぼろな春の夜の一時は、まことに趣が深く、千金にも換えがたい。 ・文章 春宵一刻値千金の時期となりました。ご家族の皆様はお元気でしょうか。

年を取る(としをとる)

・意味 年齢を加える。老齢になる。 ・文章 年を取ると物忘れする。

遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)

・意味 待ちかねた場合、また、機を逸して用をなさない場合に使う言葉。 ・文章 遅かりし由良之助、今から急いで行っても、もう間に合わないよ。

六十にして耳順う(ろくじゅうにしてみみしたがう)

・意味 60歳で他人の意見に反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになる。 ・文章 六十にして耳順うという孔子の論語。

天は自ら助くる者を助く(てんはみずからたすくるものをたすく)

・意味 天は、他人に頼らずにひとりで努力する者を助けて幸福を与える。 ・文章 天は自ら助くる者を助くいうではありませんか、あきらめずに頑張りましょう。

闇夜の灯火(やみよのともしび)

・意味 困り果てているときに、頼りになるものにめぐりあうこと。また、切望するものにめぐりあうこと。闇夜の提灯。 ・文章 闇夜の灯火なくして山道を歩くようなものではないか。

後の祭り(あとのまつり)

・意味 祭りのすんだ翌日。その日、神饌を下ろして飲食すること。後宴。 ・文章 期限は昨日だったから今慌ててももう後の祭りだ。

此処で会ったが百年目(ここであったがひゃくねんめ)

・意味 ここで出会ったのが運の尽きだと思え。長年捜していた相手にめぐりあったときなどにいう言葉。 ・文章 此処で会ったが百年目という言葉。

口八丁手八丁(くちはっちょうてはっちょう)

・意味 しゃべることもやることも達者なこと。また、そのさま。口も八丁手も八丁。手八丁口八丁。 ・文章 今気になっている女の子は口八丁手八丁な人でも少しも隙がない。

目から鱗が落ちる(めからうろこがおちる)

・意味 何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ。 ・文章 それぐらいの話では目から鱗は落ちないよ。

馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)

・意味 切れない鋏にも使いようがあるように、ばかも使い方しだいでは役に立つ。 ・文章 「馬鹿と鋏は使いよう」で下に立つ方に寄り添う必要がある。

天災は忘れた頃にやって来る(てんさいはわすれたころにやってくる)

・意味 天災は、災害の悲惨さを忘れたころに、再び起こるものである。高知市内の寺田寅彦旧居跡に建てられた碑に刻まれている文章。 ・文章 天災は忘れた頃にやって来るからこそ、天災になり得るのであって、日頃から備えがあれば慌てる事はない。

病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)

・意味 病気がひどくなり、治療しようもない状態となる。 ・文章 彼は、偉大な書誌学者といえたが、しかし、病膏肓に入ったコレクターによくあるように、彼も、自分しか所有していない究極の稀覯本がほしくなった。

伊勢へ七度熊野へ三度(いせへななたびくまのへさんど)

・意味 伊勢神宮や熊野三社へたびたび参ること。信心の深いこと、また、信心はどんなに深くしても限りはないことのたとえ。 ・文章 伊勢へ七度熊野へ三度だから、またお伊勢参りに行きたい。

逆鱗に触れる(げきりんにふれる)

・意味 天子の怒りに触れる。また、目上の人を激しくおこらせる。 ・文章 いたずらをして、先生の逆鱗に触れた。

室に入りて矛を操る(しつにいりてほこをあやつる)

・意味 他人の部屋に入り込み、そこの武器をとってその持ち主を攻撃する。相手の議論を逆用して相手を攻撃することのたとえ。 ・文章 室に入りて矛を操り、今のところ負けなしの弁護士となった。

当たって砕けろ(あたってくだけろ)

・意味 成功するかどうかわからなくても、思いきってやってみよということ。 ・文章 当たって砕けろの精神を大事にして、常に挑戦し続ける姿勢を守りたい。

空気を読む(くうきをよむ)

・意味 その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、相手のして欲しいこと、して欲しくないことを憶測して判断する。 ・文章 会議で発言のタイミングを計り、空気を読んで発言する。

夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)

・意味 夜見るとき、遠くから見るとき、笠に隠れた顔の一部をのぞいて見るときは、はっきり見えないので実際より美しく見えるものである。多く、女性にいう。 ・文章 空気が読めない政治家はそれこそ夜の店に繰り出し、隣に座る女性スタッフに夜目遠目笠の内と言っては大喜びしていそうだ。

石に立つ矢(いしにたつや)

・意味 一念を込めてやれば、どんなことでもできることをいうたとえ。漢の李広が石を虎と見誤って矢を射たところ、矢が石に立ったという「史記」李広伝の故事に伝える。 ・文章 FPSに熱中するゲーマーには石に立つ矢が意外にも共感を得られそうだ。

礼も過ぎれば無礼になる(れいもすぎればぶれいになる)

・意味 度を越した礼儀は、かえって相手を小ばかにしているように受け取られ、無礼と同じことになりかねないから注意が必要である。礼儀も、ほどほどにせよという教訓。 ・文章 礼も過ぎれば無礼になるので、裏金を渡す時は暗にこちらの希望を伝えずに相手の希望額をそのまま受け入れるのか裏マナーなようだ。

貧すれば鈍する(ひんすればどんする)

・意味 貧乏すると、生活の苦しさのために精神の働きまで愚鈍になる。 ・文章 貧すれば鈍するの教えから、苦労してでも大学だけは卒業しようと決心した。

酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)

・意味 酒はほどよく飲めば、どんな薬よりも健康のためによい。 ・文章 酒は百薬の長というのは飲み方次第でしょう。自分の限度を知って飲むべきです。

烏合の衆(うごうのしゅう)

・意味 規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団。秩序のない人々の集まりや軍勢にいう。からすの集まりが無秩序でばらばらであることから。 ・文章 ああいう無秩序な集団のことを、烏合の衆というのだろう。

逢うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)

・意味 会った人とはいつか必ず別れなければならない。無常のたとえ。 ・文章 友との出会いも逢うは別れの始めと思うと切なくなるが、だからこそ友を大切にするべきだ。

腹が立つ(はらがたつ)

・意味 怒らずにはいられない。しゃくに障る。 ・文章 腹が立つことがあってもじっと我慢することが大切だ。

蕎麦屋の湯桶(そばやのゆとう)

・意味 人の話にわきから口出しをすること。また、その人。 ・文章 他人の会話に横から口出しする人のことを「蕎麦屋の湯桶」という。

首を長くする(くびをながくする)

・意味 期待して待ち焦がれる。 ・文章 何か良い事があるのではと首を長く待っていたが、我が人生に良い事などは何もないと悟った。