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10月, 2023の投稿を表示しています

口程にもない(くちほどにもない)

・意味 実際は口で言っているほどではない。 ・文章 もう諦めるとは、口程にもない人だ。

医者の不養生(いしゃのふようじょう)

・意味 人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないこと。正しいとわかっていながら自分では実行しないことのたとえ。 ・文章 医者の不養生よりも、政治家の問題発言が鼻に付く。

高みの見物(たかみのけんぶつ)

・意味 第三者の立場から、興味本位に物事の成り行きを傍観すること。 ・文章 高みの見物ばかりして、ちょっとは手伝ったらどうだ。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)

・意味 大きな目的を達するには、それに直接あたるより、周辺のものからかたづけていくのが早道である。 ・文章 あの周辺に工場を建てるなら、将を射んと欲すれば先ず馬を射よというから、住民の支持を得るほうがいい。

病は気から(やまいはきから)

・意味 病気は、その人の心の持ち方しだいで軽くもなるし、また重くなるということ。 ・文章 病は気からと言うのは、本当に医学的にも証明されている。

木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)

・意味 違う性質のものをつぎ合わせる。前後関係や筋が通らないことのたとえ。 ・文章 どいつもこいつも木に竹を接ぐような話をする奴ばかりなので、段々と自分の殻に閉じこもるようになった。

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)

・意味 ツバメやスズメのような小さな鳥には、オオトリやコウノトリのような大きな鳥の志すところは理解できない。小人物には大人物の考えや志がわからない、というたとえ。 ・文章 わたしのような小さな人間には、総理大臣の大志などわかるはずはない。燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやだ。

世乱れて忠臣を識る(よみだれてちゅうしんをしる)

・意味 世の中が混乱したときに、真の忠義の臣が誰であるかがわかる。 ・文章 国が混乱に陥ったが、そのおかげで世乱れて忠臣を識る。誰が真の忠臣か分かった。

言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)

・意味 口で言うのはたやすいけれども、それを実行することはむずかしい。 ・文章 少し高い目標を掲げてみたら、先生に言うは易く行うは難しだと言われた。

遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)

・意味 遠方より親類よりも近隣にいる他人の方が頼りになる。また、疎遠な親類よりも親密な他人のほうが助けになる。 ・文章 コロナ禍の今では遠くの親類より近くの他人とは思えず、街を歩くどいつも陽性のウイルス拡散者にしか見えなくもなく、頼った瞬間に高熱にうなされそうだ。

見ると聞くとは大違い(みるときくとはおおちがい)

・意味 人から聞いて想像するのと、実際に見るのとでは、大変な相違がある。 ・文章 とてもかわい子が隣のクラスにいるよという話を聞いて、実際に見に行ったが、見ると聞くとは大違いでがっかりした。

痘痕も靨(あばたもえくぼ)

・意味 恋する者の目には、相手のあばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。 ・文章 彼女のことなら、痘痕も靨。不思議と何でも許せてしまうよ。

鱓の歯軋り(ごまめのはぎしり)

・意味 力のない者がいたずらに憤慨し、悔しがることのたとえ。 ・文章 いくら夫が妻に気張っても鱓の歯軋りである。

藪から棒(やぶからぼう)

・意味 突然に物事を行うさま。だしぬけ。唐突。 ・文章 藪から棒に、いきなりどうしてそんな話を?

下手な鉄砲も数撃てば当たる(へたなてっぽうもかずうてばあたる)

・意味 下手でも数多く試みれば、まぐれ当たりで成功することもある。 ・文章 下手な鉄砲も数撃てば当たるから、宝くじ買い続ければいつか見返りがあるはず!

濡れ手で粟(ぬれてであわ)

・意味 濡れた手で粟をつかめば粟粒がたくさんついてくるように、ほねをおらずに多くの利益を得ること。やすやすと金もうけをすること。 ・文章 あいつはいつも濡れ手で粟で飄々とうまくやってきた。

提灯に釣り鐘(ちょうちんにつりがね)

・意味 つりあいがとれないことのたとえ。 ・文章 あの超有名な女優と芸人の結婚は、提灯に釣り鐘と言うと失礼だが、かなり意外だった。

短気は損気(たんきはそんき)

・意味 短気を起こすと、結局は自分の損になる。「損気」は「短気」に語呂を合わせたもの。短気をいましめた言葉。 ・文章 短気は損気なのでイライラをしないように心がけたい。

爪の垢を煎じて飲む(つめのあかをせんじてのむ)

・意味 格段にすぐれた人の爪の垢を薬として飲んでその人にあやかるように心がける。 ・文章 爪の垢を煎じて飲んで師匠に認められたい。

思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)

・意味 何かをしようという気持ちになったら、その日が吉日と思ってすぐに始めるのがよい。思い立つ日が吉日。 ・文章 父の教えの通り、勉強は思い立ったが吉日だった。

人の振り見て我が振り直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)

・意味 他人の行いの善悪を見て、自分の行いを反省し、改めよ。 ・文章 私の座右の銘は人の振り見て我が振り直せだ。

朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)

・意味 人は交わる友達によって、善悪どちらにも感化される。 ・文章 朱に交われば赤くなるという言葉を信じ、とあるコミュニティに入ってみた。

山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)

・意味 山椒の実は小さくても非常に辛い。からだは小さくても、気性や才能が鋭くすぐれていて、侮れないことのたとえ。 ・文章 多様性が認められ活躍する現代社会は、それこそ山椒は小粒でもぴりりと辛いという人が至る所にいる。

狐と狸の化かし合い(きつねとたぬきのばかしあい)

・意味 悪賢い者どうしが互いにだまし合うことのたとえ。 ・文章 業界では有名なブラック企業同士が狐と狸の化かし合いのように醜いつぶし合いをしているらしいのですが、どちらが勝っても社員にはいいことはないでしょう。

腹が減っては軍は出来ぬ(はらがへってはいくさはできぬ)

・意味 空腹では十分に活動できない。よい働きをするには、腹ごしらえが第一である。 ・文章 この機械の修理には時間がかかりそうだから、腹が減っては軍は出来ぬともいうし、今のうちに御飯を食べておこう。

絵に描いた餅(えにかいたもち)

・意味 何の役にも立たないもの。また、実物・本物でなければ何の値打ちもないこと。画餅。 ・文章 絵に描いた餅と反論されてしまった。

地震雷火事親父(じしんかみなりかじおやじ)

・意味 世間でたいへん恐ろしいとされているものを、その順に並べていう言葉。 ・文章 うちの父は、地震雷火事親父の言葉通りに怖い存在だ。

コロンブスの卵(コロンブスのたまご)

・意味 だれでもできそうなことでも、最初に行うことはむずかしいということ。 ・文章 コロンブスの卵を知ると、これまでの自分の無知無能ぶりが露わになって少々恥ずかしい。

鵜の真似をする烏(うのまねをするからす)

・意味 自分の能力をよく考えず、みだりに人まねをすると、必ず失敗するということのたとえ。烏が鵜の真似。 ・文章 インターネットで情報を集めただけなのに専門家を気取るなんて、鵜の真似をする烏になるだけし、すぐにボロが出るからやめた方が良い。

生兵法は大怪我の基(なまびょうほうはおおけがのもと)

・意味 少しばかりの知識や技術は、それに頼ったり自負したりして、かえって大失敗をすることのたとえ。生兵法は大疵のもと。 ・文章 生兵法は大怪我の基と言う通り、念には念を入れてプランを練るように。

豆腐に鎹(とうふにかすがい)

・意味 少しも手ごたえがなく、ききめがないたとえ。糠に釘。 ・文章 どうせ何を言っても豆腐に鎹だと、上京する息子を黙って見守る事に決めた。

一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う(いっけんきょにほゆればばんけんじつをつたう)

・意味 一人がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人はそれを真実のこととして広めてしまうということのたとえ。一犬形に吠ゆれば百犬声に吠ゆ。一人虚を伝うれば万人実を伝う。 ・文章 週刊誌のデマ記事のせいで一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝うとなり、僕の名誉は棄損された。

影も形もない(かげもかたちもない)

・意味 全く跡をとどめない。跡形もない。 ・文章 三億年前というと、地球上に人類は、まだ影も形もないころだ。

窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)

・意味 追いつめられた鼠が猫にかみつくように、弱い者も追いつめられると強い者に反撃することがある。 ・文章 窮鼠猫を噛むの精神があれば、社会に出てからの苦労も耐えられるものだ。

玉に瑕(たまにきず)

・意味 それさえなければ完全であるのに、ほんの少しの欠点があること。 ・文章 初めて見た時から彼女は最高に美しいが、その美人すぎる点が他の男を吸い寄せるので玉に瑕となる。

一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)

・意味 わずかな時間でもむだに過ごしてはいけない。 ・文章 一寸の光陰軽んずべからずというように、研究に励もうと思っている。

座右の銘(ざゆうのめい)

・意味 いつも自分の座る場所のそばに書き記しておいて、戒めとする文句。 ・文章 その言葉をこれから座右の銘にしよう。

柳に雪折れ無し(やなぎにゆきおれなし)

・意味 柳の枝はよくしなうので雪の重みで折れることはない。柔らかいものは、堅いものよりかえってよく持ちこたえるというたとえ。 ・文章 あの子は、柳に雪折れ無しという言葉そのもので、どこの派閥にも属することなく、しなやかで世渡り上手だった。

故きを温ね新しきを知る(ふるきをたずねあたらしきをしる)

・意味 古典や伝統、先人の学問など、昔の事柄の研究を通して、新しい意味や価値を再発見する。温故知新。 ・文章 歴史って何のために勉強するのだろうと思っていたけれど、故きを温ね新しきを知るという言葉を知ってからは、学ぶ意義を知ったので楽しくなった。

終わり良ければ全て良し(おわりよければすべてよし)

・意味 物事は、結末さえよければ、発端・過程がまずくても問題にならないということ。 ・文章 途中がどんなに悪かろうと、終わり良ければ全て良しなんだよ。

金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)

・意味 金銭で成り立っている関係は、金がなくなれば終わるということ。 ・文章 金の切れ目が縁の切れ目な関係にはなりたくない。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)

・意味 その人を憎むあまり、その人に関係のあるものすべてが憎くなるというたとえ。 ・文章 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというように相手の両親まで憎いと感じる。

目に染みる(めにしみる)

・意味 色彩などがあざやかで、視覚を強く刺激する。 ・文章 玉葱が目に染みる。

釈迦に説法(しゃかにせっぽう)

・意味 知り尽くしている人にそのことを説く愚かさのたとえ。釈迦に経。 ・文章 彼にそんなことを説明したら釈迦に説法だよ。

竹馬の友(ちくばのとも)

・意味 幼いころに、ともに竹馬に乗って遊んだ友。幼ともだち。幼なじみ。 ・文章 君には竹馬の友がいてうらやましいよ。

飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)

・意味 ふだんから目をかけてやっている者に裏切られ、ひどい目にあう。 ・文章 これまで飼い犬に手を噛まれる事が何度に遭ったので、今更もう一度騙されても何とも思わない。

船頭多くして船山に上る(せんどうおおくしてふねやまにのぼる)

・意味 指図する人間が多いために統一がとれず、見当違いの方向に物事が進んでしまうたとえ。 ・文章 船頭多くして船山に上るにならぬ様にみんなで協力する必要がある。

長い物には巻かれよ(ながいものにはまかれよ)

・意味 勢力・権力のある者には、逆らわないほうが得である。長い物には巻かれろ。 ・文章 出世のためなら長い物にも巻かれる。

二度あることは三度ある(にどあることはさんどある)

・意味 二度あったことは必ずもう一度ある。物事は繰り返されるものである。 ・文章 このような状況になったのは、二度あることは三度あるものだという認識が不足していたからです。

心頭を滅却すれば火も亦涼し(しんとうをめっきゃくすればひもまたすずし)

・意味 無念無想の境地に至れば、火も熱くは感じなくなる。どんな苦難にあっても、それを超越した境地に至れば、苦しいとは感じなくなるものである。甲斐恵林寺の快川紹喜が織田信長に攻められ火をかけられた時に、この偈を発したという。 ・文章 クーラーはないが、心頭を滅却すれば火も亦涼しだ。